今まで2年ほどメイン使いしているスタンレーのゴー真空タンブラー。
他のタンブラーに浮気もせず、ほぼ毎日使っています。
自分の中での一番の良い点は見た目です。
気に入って使ってはいますが、不満点がないわけではありません。
毎日使っていると誰もあってだんだんと気にはならなくなってくるのですが、これらの不満もあって自分の中での100点のタンブラーではないという感じです。
特に2番目の「出っ張りが邪魔」なのは結構致命的で、油断しては何度も口元や服にこぼしています。
後はステンレス製タンブラー全般に言えることですが、酸性の飲み物や塩分のある飲み物は避けた方がいいでしょう。
タンブラーそのものを腐食させてしまうだけでなく、溶けた金属成分での健康被害も怖いです。
短時間で飲みきるのであればいいでしょうが、いちいち心配しながら使うのも嫌ですしね。
こういった点もあって、日頃から他にもっといいタンブラーはないかと心の隅で思ってはいました。
そして最近近所のホームセンターで見かけたのがこちらのベストコ ファインクリア タンブラー。
ベストコという初めて聞く無名の(失礼)で、一見何の変哲もないよくあるデザインのタンブラーなのですが、内側にフッ素加工がされています。
汚れがつきにくく洗うのが楽なのはもちろん、スタンレーのゴー真空タンブラーと違って入れる飲み物を選びません。
サーモスなどの有名なメーカーからもタンブラー全体をセラミックコーティングした製品が出ていて気にはなっていたのですが、ネットのレビューを見るとセラミックコーティングは衝撃などに弱くフチや底が欠けたり剥げたりするという書き込みが複数見られ、耐久性の面から買うのを見送っていたのですが、ベストコ ファインクリアはフライパンなどにも使われるフッ素コーティングが内面だけに施されているので、長く使えそうだと思い衝動買いしてしまいました。
フッ素コーティングのタンブラーは有名どころのメーカーからもっと発売されていてもいいと思うのですが、意外と見かけないんですよね。
ありそうでなかったニッチなタンブラーです。
ベストコ ファインクリア断熱性能もちゃんとしていて、氷を入れた冷たい飲み物を飲んでいても結露は出ませんし、陶器の湯飲み茶碗のように熱くて持ちづらいということもありません。
二重構造のステンレスタンブラーのメリットを十分感じることができます。
「内面に段差がない」「片手で持ちやすい」「見た目がかっこいい」といった条件で探せば、同じくスタンレーにシンプルなタンブラーがあるのですが、
フッ素加工タンブラーが欲しかった一番の理由は、夏場の飲み物に使うためです。
私はお酒は飲みませんが、ジュース類やリンゴ酢などをよく飲むので、酸に弱いステンレスむき出しのタンブラーは控えた方がいいだろうと思っていたのです。
夏場に飲む頻度が増える酸性のジュース類(オレンジ・りんご・グレープフルーツなど)や、カルピスなどの乳酸菌飲料、リンゴ酢などは、フッ素コーティングされたタンブラーの方が安心して使えます。
コーティングされているタンブラーのメリットとしては、飲み物の味が変わりにくいことが挙げられます。
コーヒーやお茶などを入れて使うと、ステンレスの金属臭で飲み物の味が変わるという意見もあるようです。
私はそれほど気になりませんが、ローズヒップティーなどの酸味のあるお茶を入れた時は合わないなと感じました。
ベストコ ファインクリアの飲み口は薄く絞ってありますが内面に段差などはないため、普通のコップと同じ感覚で飲むことができます。スタンレーのタンブラーに感じていた飲みにくい・こぼしやすいと言った不便さはありません。
私が買ったベストコ ファインクリアの容量は350mlの大きさのもので、ずっとジュースを飲むとき用に使っていたイッタラのアイノ・アアルト ハイボールとだいたい同じくらいの容量で使いやすいです。
ベストコ ファインクリアは値段も安く、スタンレーのゴー真空タンブラーの1/4の価格です。
ベストコ ファインクリア ふっ素コートダブルステンレスタンブラーを手に入れて、他のタンブラーやコップの出番がなくなったかといえばそうでもありません。
上記のデメリットも「あえて挙げるならば」といったレベルなので、変にこだわらなければベストコ ファインクリア ふっ素コートダブルステンレスタンブラーはベストチョイスになり得ると思います。
それぞれに良い点悪い点があり、私は場面によって使い分けています。