雪かき道具はこの3つだけ買え!!

レビュー

結論から書きます。
雪かき道具は様々ありますが、スノープッシャーママさんダンプがあればだいたいの雪に対応できます。

私の住んでいる地域は豪雪地帯というほどではないですが、毎年雪かきをする必要があるので少しでも効率的に済ませるために、たくさんの種類の雪かき道具を買っては使い、壊れては買い足してきました。
その中で導き出した「最強の雪かき道具」と「買ってはいけない役立たず」をご紹介します。

スノープッシャー

雪を押しのける道具です。
地面が舗装されていると最も効果を発揮します。

スノープッシャーのメリット
  • 一つの動作(押す)で多くの面積の雪を寄せられる
  • 様々な雪質に対応する
  • 応用力がある
  • 軽い

玄関から道路までの歩くスペースを確保したいならこれ1本であっという間に道が出来上がります。
ふわっと積もった軽い雪はもちろん、解けかけの重い雪も地面スレスレでごっそり寄せることができます。
スノープッシャーは雪を押すだけでなく、スコップのように持ち上げて雪を運ぶこともできるので、複数の道具を買う必要がありません。
先端に雪を乗せると重くなるのでコツが必要ですが、スノープッシャー自体はほとんどがプラスチック製なので軽く、取り回しも楽で女性にもおすすめです。

雪があまり降らない地域だと、たまに降る雪のために何種類も雪かき道具を買いそろえるのは無駄ですし、置き場所にも困りますよね。
雪かき道具の最初の一つとしてスノープッシャーを1本用意しておけば、そのま主力として活躍してくれるでしょう。

ひとつ注意しておきたいのが、スノープッシャーは材質や大きさによって値段も違ってきますが、丈夫で耐久性も高いポリカーボネート製を選ぶようにしましょう。
紫外線や温度変化による劣化もしにくく、材質が堅牢でしっかりしているので長持ちしますし、雪かき作業中の安心感が違います。


ママさんダンプ

スノープッシャーで一掃できない量の雪が降った際はママさんダンプの出番になります。
もはや雪国の必需品と言ってもいいでしょう。

積もった雪に先端を差し込むorスノープッシャーで集めた雪を乗せて、目的の場所まで運ぶといった使い方をします。
地面が見えるまできれいに雪を削ったり、狭い場所の雪を寄せるのには向かないので、あくまで「雪を運ぶソリ」としての使い方がおすすめです。スノープッシャーやスコップなどの他の道具と組み合わせて使うと効率アップ!

ママさんダンプは往復して雪を運ぶ使い方になるので、一度にたくさんの雪を運んだ方が効率がいいです。
体力に自信のある方は大型の物をおすすめします。我が家も大容量タイプです。(パパさんダンプというらしいです)

余談ですがママさんダンプは子供が乗って遊び道具としても使っています。

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金属スコップ

金属製のスコップが1本あると便利ですね。
ママさんダンプに雪を乗せたり、雪の固まりに切れ込みを入れて崩したりするのに活躍します。
軽いアルミ製のものと、頑丈な鉄(スチール)製のものがありますが、私は鉄製の物を使っています。
スコップは固い雪や砂利に刺さったりもするので、ラフに使っても壊れにくい鉄製がおすすめです。
鉄製のスコップは頑丈で適度な重さもあるので、氷を割ったり固まった雪の山を崩すのにも便利です。

こちらは軽いアルミ製

鉄製のスコップでも、パンチ穴の開いた軽量スコップがあるのでそちらがおすすめです。


我が家の雪かき三種の神器

という事で、実際に使っているスノープッシャー、手押しダンプ(サイズ大)、鉄スコップ(パンチ穴タイプ)です。

これまでいろんな雪かき道具を買って試しましたが、多くの道具が捗らなかったり壊れたりした中で、一番出番の多い猛者たちです。

この三つがあれば、ふんわり軽い新雪や、除雪車が置いて行った氷の塊など、ほとんどの雪に対応します。

番外編 防寒テムレス

こちらは商品名を名指しでおすすめします。


これまでいろんな手袋を使ってきましたが、防寒性を重視して厚手の手袋を使っていると蒸れて汗冷えするうえ、手袋内部を乾かすのが大変になります。

かといってスキー用の高価なゴアテックス手袋を雪かきに使うのはもったいない。

その点、この『防寒テムレス』は防寒・防水・蒸れにくい・滑りにくい・安い、と雪かき用には文句なしの手袋です。

雪かき以外にも、洗車などの屋外作業用に持っておくと便利ですよ。

効率が段違い!あると便利なグッズ

雪かきをしていると、道具に雪がくっついて固まることが良くあります。
重くなるし作業ははかどらないし、なかなか厄介なのですが、そんな時はシリコンスプレーを使いましょう。

これを雪を乗せる面に吹きかけておくと、雪がするすると離れて作業効率が大幅にアップします。
ママさんダンプの場合は裏側(地面に接する側)にもスプレーしておくと滑りが良くなるので、たくさん雪を乗せても軽くなります。スキーのワックスの要領ですね。
ろうそくをこすりつける方法もありますが、面が広いのでシリコンスプレーが一番手軽です。

シリコンスプレーはそんなに高価なものでもありませんし、戸の滑りを良くしたり、音鳴りを解消したりできるので1本持っておいて損はないと思います。
車の樹脂部分に使えば光沢がよみがえるし、意外と出番が多いです。

買ってはいけない役立たず

ちょっと過激ないい方をしましたが、私が実際に買って使った結果、失敗したなと感じた商品を挙げてみます。

プラスチックのスコップ

値段もお手頃ですし、雪かき道具といえばまずコレを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、はっきり言って中途パンパです。
「軽くてフワフワの雪をすくって近くに寄せる」だけの使い道しかありません。
少し重い雪や、固い雪に対してテコのように差し込もうものなら、たちまち柄とヘッドのジョイント部分がバキっと割れます。私はこれまで3本壊しました。
耐久性や安心感は金属製スコップに遠く及びません。
新雪が降った朝、数メートルの歩く場所を雪かきするという限定的な使い方をするだけならこれでもいいかもしれませんが、それならスノープッシャーを買ったほうがいいでしょう。
1シーズンで粗大ごみになる可能性大。
なぜこれがずっとメイン道具のように売り場に並べられているのか理解不能です。このスコップを生かす使い方を私が知らないだけなのか?

電動式雪かき機

これがあれば便利だろうな~と思い切って購入した(中古の)電動式雪かき機。
これはもう単純にパワー不足です。
2~3センチ積もった平坦な雪を数メートル先にペペペッと弾き飛ばすだけ。
湿った重い雪や10センチ以上の積雪ではほぼ役に立ちません。
すぐ「手でやった方が早いわ!」となり、妻の実家へ寄贈。使ってくれているのかは不明。
やはりエンジン式の除雪機が一番ですね。とはいえエンジン式の物は数十万円しますし(中古でもあまり値が下がらない)、オイル交換などのメンテナンス費もかかりますから、よほど広い敷地を持っているのでなければ個人では高い買い物です。
やはりマンパワーが現実的なのか。

柄がカーブしたスノープッシャー(らくおし君)


柄がカーブしていてかがまなくていいので腰に負担がかからず、力が入りやすいスノープッシャーです。
これを見つけた時点で、私は「雪かき道具はスノープッシャー一択!」という解にたどり着いていたのですが、このらくおし君をスノープッシャーの改良版だと思ってしまったのが間違いでした。
姿勢に無理が無く押せて、雪を掻くエッヂには金属の刃がついて耐久性と作業効率をアップさせた作りになっています。
このらくおし君さえあれば私の雪かきはもっと効率が良くなって、体力も時間も大幅に節約できるぞ!と思って買いました。

しかし実際使ってみると、まず重い。
今まで使っていたスノープッシャーの倍以上あるのではないかという重量で、取り回しに苦労します。
そして肝心の柄のカーブですが、これもコツが必要で、押す力が意識した方向へ伝わらず四苦八苦します。
エッヂの金属刃はというと、必要以上に地面に引っかかり、押している途中で何度もガクッと止まり持ち手が体にめり込みました。

恐らく、このらくおし君が使いにくいと感じた一番の理由は重さだと思います。
片手でヒョイと持ち上げるのに苦労する重さで、そこに雪の重さがかかるので疲労感倍増です。
らくおし君の決して安くない値段(6000円ほど)と、期待感が高かった分、使いにくいとわかった時のがっかり感はすさまじい物でした。
まだきれいなままなので処分することもなく倉庫で眠っています。

道具の購入費用を惜しむな‼

これまで除雪道具に7万円以上のお金をかけてきた私の経験から言えるのは、同様の商品が並んでいた場合『安い方を買わない』という事です。
初めは私も、似たような商品なら安いほうがいいと思って買っていました。
使い勝手は大して変わらないですが、安物はすぐ壊れます。
品質というよりは、素材の違いが値段に表れているようです。
頑丈で耐久性が高い道具で雪かきをしていると道具に対する信頼度がまるで違います。
道具がしっかりしていると、作業の捗り方にも差が出るのです。
「あまり雪の降らない地域だから、とりあえず安いの買って、壊れたら買い替えればいいや」
と考える人もいるでしょう。
しかし、壊れた除雪道具は処分するのにも一苦労です。
細かく分解してゴミ袋に入れるのも大変ですし、プラスチックや金属などの部品で構成されているので分別にも気を使います。
私は数年に一度、他の不要物と一緒に粗大ごみとして処理場に持ち込みで処分してもらっていますが、
先日ホームセンターに行ったら、雪かき道具を無料で引き取ってくれるサービスがあることを知りました。買い替えの際は利用したいと思います。

長くなりましたが、スノープッシャーママさんダンプを用意しておけばまず間違いありません。

溜まった雪は溶けにくい

雪かきは寄せた後も処理が大変です。

流雪溝や雪捨て場に運べればいいですが、手間も体力も時間もかかります。

必然的に敷地内の空きスペースに雪をためておくことになりますが、寄せて山になった雪は気温が上がっても溶けにくいです。

溜まった雪のかさを減らしたいという方は、こちらの記事もご覧ください。