【体験談】CX-5のブレーキパッド&ブレーキローターを交換|費用・症状・対応方法まとめ

レビュー

CX-5を所有して数年。
これまではほとんど乗ることがなく、いわゆる“盆栽カー”としてガレージに眠っていた愛車ですが、ある日を境にブレーキ周りの異常が顕著に現れ、ついにブレーキパッドとブレーキローターの交換を決断することになりました。

本記事では、交換に至った経緯から修理費用、作業内容、交換後の変化までを詳しくご紹介します。
同じような悩みをお持ちのCX-5ユーザーや、車のメンテナンスに不安がある方にとって、少しでも参考になれば幸いです。


なぜ交換が必要だったのか?異音と振動の原因

うちのCX-5は、ここ数年ほとんど乗らずに屋外に止めっぱなしで、乗るのは月に1〜2回、しかも片道1時間ほどの距離だけ。動かさなさすぎて、所々の隙間に苔が生え始めている完全に“盆栽カー”状態です。

そんなある日、久しぶりに乗ってみると、タイヤの回転に合わせてシャリシャリという異音が。
さらに、ブレーキを踏んだ瞬間、ゴリゴリとした違和感のある振動が足元に伝わってきました。

当初は「走っていればサビが削れて直るだろう」と楽観視していたのですが、結果的には状況は悪化する一方。
異音と振動は徐々にひどくなり、「これはもう素人判断では無理だ」と感じ、修理を決断しました。


車をほとんど動かさないとどうなる?ローターの錆問題

車を動かさない期間が長くなると、まず心配になるのがブレーキローターの錆です。

ローターは雨や湿気によってすぐに錆びますが、通常は走行中にブレーキパッドとの摩擦で自然と表面のサビは落ちます。
しかし、我が家のように“乗らなすぎる”と話は別。ローターの表面にサビが蓄積し、ついにはボコボコに盛り上がるほどの重度な腐食が発生してしまいました。

ブレーキ周りがサビると…

  • 異音・振動の原因になる
  • 制動力が不安定になる
  • ブレーキパッドの摩耗が早くなる

結果的に、安全性や快適性が著しく損なわれます。


修理の決断と費用の内訳

ちょうどタイミングを同じくして、妻の軽自動車を手放すことになり、CX-5をメインカーとして使用することが決定。

今後、妻が毎日の通勤や子どもの送迎に使用することを考え、「安全第一」でしっかり整備しておこうと、信頼している車屋さんに持ち込みました。

点検の結果:

  • ブレーキローター → 錆びが深刻で削っても無駄、新品交換が必要
  • ブレーキパッド → ほぼ摩耗しきっており交換必須

修理内容としては左右前後の4輪すべての交換となり、費用はかなりかかることが予想されました。
事前に「75,000円くらい」と見積もりをいただいており、最終的な支払額は75,603円。金額としては想定内で、むしろこの内容なら比較的リーズナブルだと感じました。


ブレーキパッド&ローターの交換作業について

部品の取り寄せには数日かかりましたが、交換作業自体は1時間ちょっとで完了
整備士の方から丁寧な説明もあり、作業後はすぐに車を引き取ることができました。

交換されたローターとパッドはピカピカで新品そのもの。やはり見た目が綺麗だと気分が良くなりますね。

ブレーキパッドを支えている部品(ブレーキキャリパーというのかな?)もかなり錆びていたのですが、車屋さんのご厚意でシルバーカラーの錆止めスプレーをかけてもらいました!


交換後の変化と感想

いざ乗ってみると、これまで感じていた異音・振動が完全に消滅!

  • ブレーキを踏んでもスムーズに停止
  • 足元からの不快な振動がゼロに
  • 走行中の音も静かに

これだけ快適になると、「もっと早くやっておけば良かった…」と後悔するレベルです。
むしろ、愛車への愛着が再燃し、あと5〜6年は余裕で乗れるなという気持ちになりました。


CX-5オーナーに伝えたい予防策とメンテナンスの重要性

今回の件から学んだのは、「車は動かしてこそコンディションが保たれる」ということ。

特にブレーキ周りは非常にデリケートな部分。屋外に駐車している場合はサビの進行が早く、放置すれば安全性に直結します。
特に地面が土や砂利などの場合は湿気が上がってくるので錆びやすいですね。

予防策としてできること:

  • 月に数回は最低でも30分以上の走行を
  • 駐車場が屋外ならカバーや防錆スプレーを活用
  • 異音や違和感があれば早めに点検へ
  • 車検以外でも半年ごとの軽整備がおすすめ

また、ブレーキパッドは消耗品なので、走行距離に応じて交換が必要です。
目安は30,000〜50,000kmですが、使用環境によって大きく変わるため、定期点検が必須です。


まとめ:車は乗ってこそ活きる資産

今回のCX-5ブレーキパッド&ローター交換は、費用こそかかったものの、安心・安全と快適さを取り戻す大きな価値あるメンテナンスとなりました。

車は持っているだけで、

  • 自動車税
  • 任意保険
  • 車検費用

といった維持費がかかります。
「盆栽カー」にして放置しておくのは、結果的にコストとリスクが増えるだけ
だったら、しっかりメンテナンスして活用した方が、ずっとお得です。

我が家では車を1台減らし、これからは妻がこのCX-5を毎日の相棒として乗ってくれます。
大切な人の安全のためにも、ブレーキの異常は放置せず、早め早めの対応を心がけたいですね。