アウトドア用のバーナーってめちゃくちゃ種類がありますよね。
既に持っていても新商品が出たらまた欲しくなって沼にはまっていく・・・
私もです(笑)
最近買い足したのはイワタニから出ているタフまるJr.です。
タフまるJr.の良いところ
ランニングコストがいい
私がタフまるJr.に惹かれたのはカセットボンベが使えるからです。
ずっとこちらの153ウルトラバーナーをメインに使っていたのですが
値段の高いアウトドア缶ではなく、気軽に使えるカセットボンベ缶のバーナーを買い足したいと思っていました。
アウトドア缶↓↓は1個550円なのに対して
カセットボンベ↓↓は3本パックで700円くらいです(1本当たり240円くらい)
1本あたりの容量は同じなので、2倍以上の価格差があります。
あくまで自己責任ですが、イワタニ純正ではないカセットボンベならディスカウントストアなどで300円程度ですから、1本あたり100円となり5倍以上の価格差が生じます。
燃料コストを気にせず使えるのはありがたいですね。
気軽におでんなどの煮物料理も出来ちゃいます。
アウトドアで使う炭・薪・ガスなどの燃料は地味にお財布を圧迫しますから、安いに越したことは無いです。
タフまるJr.で使用するカセットボンベはコンビニでも売っているので、手に入りやすいのも魅力ですね。
キャンプなどに出かける際、行った先で燃料を調達できれば手間が少なくなります。
設置・撤収が簡単
プリムスの153ウルトラバーナーは小さくて性能も申し分ないのですが、組み立てに少々手間がかかります。
時間にすれば1~2分の作業なのですが、2と3が地味に面倒くさいです。
タフまるJr.なら
だけなので、10秒かかりません。
撤収するときはこの逆をするわけですから、手間が少ない方がいいのです。
私は設営や片付けがめんどくさいので、アウトドアグッズを選ぶ際はできるだけコンパクトに収まるように小型・軽量を重要視しているのですが、タフまるJr.はそれを補う気軽さがあります。
パッと出してパッと使えるので出番も増えます。
調理がしやすい
153ウルトラバーナーは軽量小型化されていて、登山などには向いているのですが、本格的な調理には向いていません。
出力のつまみが小さく火が目視しづらいので火力調整が難しく、火口が中央に集中しているので、薄いクッカーでは焦げ付きやすいのです。
ですから、私は主に153ウルトラバーナーをお湯を沸かすために使っています。
調理をする際は焦げ付きにくいように鉄スキレットを使ったり、水分多めのレシピにしたりと限定的な使い方をしていました。
タフまるJr.を手に入れてからは料理の幅が広がっています。
タフまるJr.は火口が広くて鍋底の加熱面積が広いので焦げ付きにくいですし、つまみが大きくて火力調整が簡単なので子供でも使えます。
仕組みは家庭用のカセットコンロと同じですからね。妻もすぐに使いこなしてくれます。
ちなみに153ウルトラバーナーに比べると格段に風に強いと感じます。
防災グッズにもなる
タフまるJr.は誰でも使える、コンパクト、手に入りやすいカセットガスを使用、といった特徴があるので、防災グッズにうってつけです。
タフまるJr.は他の火器(家庭用カセットコンロやツーバーナー)に比べてコンパクトなので、収納する際も場所を取りません。
頑丈なキャリングケースに収納されているので多少上に物を乗せても大丈夫です。
防災用に持っていても邪魔になりません。
そして耐荷重10kgの頑丈さに信頼のイワタニ製ですから、有事の際も信頼できます。
カップラーメンのお湯を沸かしたり、レトルト食品を温めたりするのにはもってこいです。
私はタフまるJr.を購入する際に「防災用にもなるし・・・」と自分と妻に言い聞かせて納得して買いました。(反対されていたわけではありませんが)
タフまるJr.の購入を迷っているのであれば、「万が一の備え」と考えてみてはいかがでしょうか。
見た目がいい
これは完全に個人の好みにはなりますが、タフまるJr.の見た目に惚れて購入した方も多いようですね。
アウトドアグッズは機能性はもちろんですが、見た目を含めて自分が気に入るかどうかが結構重要だと思います。
趣味の物ですからね。
使っててテンションが上がるとか、所有欲が満たされるというのは大事です。
タフまるJr.のかわいい見た目やケースの色など、ビジュアルが気に入ったら「買い」です。
タフまるJr.のここがイマイチ
小さな鍋は使えない⁉
タフまるJr.のデメリットでよく挙げられるのは、シェラカップや小さなクッカーが安定しないという事です。
五徳がバーナー部を囲むように外側にあるので、あまり小さな鍋は五徳にしっかり乗ってくれません。
五徳の距離は10センチ未満で、公式ページでは「鍋底が11cm以上」のものが使用できると書いてあります。
ホットサンドメーカーもぴったりです。
ソロキャンプ向けの小さなギアが多い方はこういった不便も感じるかもしれませんね。注意が必要です。
もし何でが不安定な場合はこのようなバーナーパッドを使うと良いでしょう。
これで五徳の上がフラットになるので小さな鍋でも安定します。
バーナーパッドは153ウルトラバーナーに乗せて使うと、火が中心部に寄らずに分散することもできます。
・・・とは書きましたが、正直なところ、私が持っている鍋類はタフまるJr.にジャストフィットするので全く不便を感じていません。
お手持ちの鍋類の底が11cm以上あれば気にすることは無いポイントです。
気温が10°c以下では使えない⁉
タフまるJr.はカセットボンベを使うので、寒冷環境に弱いです。
氷点下になるような冬キャンプでは使えないと思った方がいいでしょう。
イワタニのホームページによると、気温が10°Cを下回るとカセットボンベはガスが気化しにくくなり、5°C以下になると使えないとあります。
実際に使ってみた感想としても、気温が10°C以下だとお湯が沸くのも遅くなり、性能は発揮できていないのを感じます。
気休めの対処にはなりますが、カセットボンベの缶を使用前にある程度温めておくとガスの出がいいです。
タフまるJr.には炎の熱をカセットボンベに伝えて缶を温めるヒートパネルが付いているので、最初さえガスが出れば缶の温度低下を多少防ぐことができます。
カセットボンベを保管しておく場所に気を付けて、缶が冷え切らないようにしましょう。
10°C以下の場合、低温環境でも使えるようにガスの比率が違うカセットガスパワーゴールドであれば使うことができます。
ただ、このカセットガスパワーゴールドが使えるのも10°Cから5°Cの範囲です。
気温が5度を下回るようであればタフまるJr.を使うのは諦めてアウトドア缶のバーナーにしたほうがいいですね。
私も気温によってタフまるJr.と153ウルトラバーナーを使い分けています。
大人数には向かない⁉
タフまる「ジュニア」なので大きな鍋や大人数分の同時調理はできません。
カセットボンベに輻射熱が当たらないように上面の内径が20cm以下の鍋が推奨されています。
私は4人家族で、2人の子供が小学生以下なので、タフまるJr.でなんとかまかなえるかな、といった感じです。
焼きそばなどを調理する時は1度に作るのは大変なので、2回に分けて味を変えたりしています(ソース味・塩味)。
作る料理にもよりますが、大人であれば3人までが対応人数でしょうか。
それ以上であればタフまるジュニアではなく「タフまる」をお勧めします。
タフまるJr.は大人2人にジャストなサイズなので、カップルには最適な料理器具です。
【結論】タフまるJr.はこんな人におすすめ
これまでのポイントをまとめると、タフまるJr.がおすすめなのはこのような使い方をする人です。
それに加えてタフまるJr.の見た目が気に入った人ですね。
タフまるJr.は幅広いシーンで活躍するので、既にバーナーやコンロを持っている人でも買い足して損はないと思います。